第2回「サン・マルコ広場 『夜』」 ←第1回へ戻る 第三回へ進む→
高橋:前回の第1回は、船からヴェネツィアの町が見えて来たところで終わりでした。
今回は、上陸した川岸さんが最初に目にされた、ヴェネツィアを代表するこの場所、
サン・マルコ広場です!
先ずは、川岸さん撮影の動画をご覧いただきます。
<夕暮れのサンマルコ広場>
高橋:初めてこの場所に立たれた感動が伝わって来るようですね。
今日「世界で最も美しい広場」とも言われているこの広場、最初にご覧になった印象はいかがでしたか?
川岸:そもそもイタリアへの憧れは塩野七生さんの著書「ローマ人の物語」や「海の都の物語」などで、古代ローマ帝国や
ヴェネツィア共和国について知ったことがスタートでした。
また音楽に関しては、オペラを聴いているとイタリアの作曲家の作品が多く、自然とイタリアの歴史や文化を
知るようになりました。
ヴェネツィア出身のヴィヴァルディは大好きな作曲家です。
もう一つ大好きな「マドンナの宝石」間奏曲もヴェネツィア出身のフェラーリの作曲です。
そんな訳でイタリアには是非とも行ってみたいという気持ちがあり、家族にも数年前ごろから告知(お伺い)していました。
そんな気概を家族も半年ほど前に理解してくれ、ようやく夫婦で訪れることができたイタリア・ヴェネツィア・サンマルコ広場。
「やっと見られたー!」
「これがあのサン・マルコ広場?サン・マルコ寺院?ほんと?」。
直に感激しました。
高橋:拝見させていただいたヴェネツィアの写真の中で、一番多かったのが、このサンマルコ広場のお写真でした。
到着された夕暮れ時、そして、夜、二日目の日中、と時間を変えて度々この場所を訪れていらっしゃいますね。
それぞれの写真に解説をお願いします。
高橋:1枚目は、サン・マルコ寺院ですね。
到着されたのは夜と前回お聞きしましたので、このお写真を見て、ちょっと「あれ?夕方じゃないの?」と思いましたが、
この明るさでも、すでに結構遅い時間なんですね。
川岸:初日の観光地ミラノから観光バスと水上タクシーに揺られ5時間程してホテルに到着し、荷物を置いて、
徒歩10分弱のサン・マルコ広場にやってきました。 時間は夜の8時過ぎ頃だったと思います。
夏時間とはいえ夕方を迎えたばかりの明るさで、これから十分に観て回れる時間です。
ツアーもこの貴重な授かり時間を見越して日程を組んでいます。
おかげで参加者には長い一日で疲れますが、観たいものがたくさんあるので我慢我慢です。
高橋:暗くなると、ライトアップされるんですね!
これは何時くらいですか?
まだ広場に人がたくさんいますね。
川岸:夜10時過ぎ頃でした。
さすが世界屈指の観光地だけに、昼とは違う雰囲気の広場や寺院を楽しむ人が大勢いました。
夕暮れ時に見たサン・マルコ寺院は広いサン・マルコ広場の中にあり、大鐘楼やドゥカーレ宮殿や新旧行政館などに囲まれ、
控えめの印象がありました。
ですが夜はライトアップで白く浮き上がり、ビザンチン式大聖堂の正面を飾るアーチや柱や彫刻やモザイク画などが神秘的で、
一躍広場の主役になっていました。
高橋:カフェですね。いい雰囲気です。
川岸:世界各国から訪れた多種多様な観光客でごった返す広場も、夜ともなれば落ち着いて、
広場の雰囲気を味わい楽しもうと人々が三々五々集まっています。
ペアで散策する人、私のように昼夜構わずカメラを向ける人、土産店を覗く人など。
そんな中で音楽を聞きながら優雅に食事をとる人たちがいました。
昼間はほとんど客のいない路上カフェが夜間は満席に近い状態で、
弦と管のアンサンブルがカンツォーネらしき曲などを演奏していました。
カフェに入る勇気と言葉がないのでパスです。
高橋:ベネツィアの夜に流れるカンツォーネ!どんな曲だったのでしょうね、素敵です。
さて、第2回はここまでとさせていただきます。
次回、第3回は、川岸さんの滞在2日め朝からのサン・マルコ広場、「サン・マルコ広場(昼)」です。
世界一とも言われる広場には見所がたくさん。
どうぞ、お楽しみに!
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